リサイクルショップを初めてみよう!今から始める古物商入門

 古物商に関してはどこからか在庫を仕入れてこなければ、事業が成り立ちませんので、古本の仕入先というものはたくさんあるようなイメージが有るかもしれませんが、実際あまり多くはありません。誰でも思いつくようなメジャーなものですと、一般家庭からのオフラインでの買い取り、また会社からの買い取り、はたまたオンラインサイトでの郵送宅配買取などがあげられるかと思います。また、あまりメジャーではないものですが、古紙回収業者から在庫を回してもらうことや、同業者である古物市場や、新古書店、旧古書店、オンラインサービスを通じて融通しあうということもあります。また、ゾッキ本と呼ばれる、新刊の売れ残りが古書ルートに入ったものなどを特殊なクリーニングをかけて在庫として取り扱うことなどもありました。これらを大きく分けると以下の用になります。

  • 個人からの買い取り
  • 法人からの買い取り
  • 同業者との融通

 特に同業者に対する融通に関してはあまりイメージがわかないかもしれませんが、物によっては場所が悪く売れないといった品物などがあったりします。これらを販売するスペースを変えることによって売ろうという発想の元、在庫を融通しあいそれぞれの立地にあっちゃものを売るという手法などもありますし、他にはただ単に売買比率が高すぎて在庫が凄いことになってしまったから、古物市場で捌くということもあります。また古物市場での販売目的で古物商をやっているBtoBで堅実に稼ぎを出そうなどと考えている人もいるそうです。

 さて特に、自分の趣味である事柄を強く反映させたコレクションショップのような古物店を経営しようというような人は、現存するコレクションがすべて売れた後の仕入れに関して、あまり考慮に入れていない場合が多いようですが、初期在庫が短期間で全て売れてしまった場合はどうしましょう? 逆に全く売れなかったらどうしますか? そういったケースをしっかりと考えて、特に同量の在庫をすぐに仕入れることが出来るのかということに関しては詳しく調査し、情報を手に入れておいたほうがよいでしょう。

買い取り希望客からの買い取り

 古物商の仕入先としてもっとも代表的なものは、買い取り希望客からの買い取りです。買い取り販売を仕入れのメインにする店舗であれば、買い取りを行っているということをアピールすること、そして買い取りの間口を広げる努力が必要になります。

 大型古書店などでは、査定終了後に買い取り希望のお客さんの名前を店内スピーカーなどで呼び出しています。これは該当するお客さんに知らせるだけでなく、店内にいる他のお客さんに対しても、買い取りを頻繁に、日常的に行っているんだということを訴えかける効果があります。

 持ち込みでの買い取りを基本に据えるとしても、特に開店当初は、それだけでは商品が不足しがちです。ポスターやホームページなどを利用して、出張買い取りを告知するなど、買い取りの間口を広げておきます。その際、買い取りに対して、明るく楽しく、みんなが利用しているんだというイメージを持たせる告知が効果的です。

 間口を広げるという意味では、古物以外の商売を用意して、そのお客さんに対して古物の買い取りを告知するという方法もあります。業種を古物営業に絞る場合には使えませんが、たとえば新品の商品を扱う店舗で、空きスペースを利用してリサイクルショップを経営する場合や、カフェ・喫茶店などにユーズドショップを併設したりする場合には、既存客にも積極的に告知できるような仕組みを作ります。

古物市場

古物商の許可を取得し、同業者の組合などに加入すると、各地で行われている古物市場や同業組合の競り市等から古物を仕入れることも可能です。古物市場や競り市はその道のプロが集まる場所ですから、欲しい商品に対してどれだけの金額を支払ってもよいのか、経験と瞬時の判断が問われます。

近年、インターネットを通じて古物を販売する古物商が増えた影響もあり、特に都市部の古物市場では参加の敷居が低くなっていると聞きます。しかし歴史の古い市場では、用語や慣習など、経験の浅い古物商には仕入れがなかなか難しいことも多いようです。古物市場や同業者の競り市を利用する際には、その市場や競りの経験がある先輩古物商などから、事前に知識を得ておいたり、場合によっては紹介してもらうか同伴してもらえないか相談してみましょう。

卸業者

 古物を扱う卸業者は、未使用品を大量に保有している業者や、海外から買い付けた品を業者自体も販売しながら、他業者に対して卸を行うという業者などがあります。

 海外から自分の目利きで仕入れた商品を扱うという店舗の場合でも、海外品を扱う卸業者とネットワークを組んでおくと、品ぞろえに幅を持たせたり、海外へ仕入れに行く時間がとりにくい時期などに品不足を招かずに済みます。むしろ、海外から独自に仕入れて商売を展開するのであれば、自身が小売だけではなく卸売も可能かどうか、開業前から検討しておくべきです。

まだまだある仕入れのアイディア

 自分の知っている範囲内ですと、かなり特殊な方法でこれらの在庫の確保を行っているリサイクル業者もありましたので、それに関しても紹介していこうと思います。たとえば、リサイクルショップと便利屋を並行して行っているケースなどが一つとして上げられます。どういうことかというと、例えば遺品整理の有料サービスを行っていて、それらの整理品のうち処分が必要な物に関して買い取るという手法です。特にこれらは稀覯本と呼ばれるレア本に出会える可能性が非常に高く、回収業務自体が収益元になるという美味しさもあります。少し大きめで本格的なリサイクル回収業者になると、家電全般、テレビ、液晶モニターテレビ、ビデオ、DVDプレーヤー、コンポ、パソコン、プリンター、ストーブ、ファンヒーター、洗濯機、乾燥機、冷蔵庫、食器洗い器、電子レンジ、炊飯器、給湯器、家具、ソファー、テーブル、食器棚、ベッド、衣装ケース、タンス、椅子、机、本棚、楽器、ゲーム機、ゴルフ用品、健康器具、マッサージチェアー、ミシン、ピアノ、衣類、毛皮、コート、チャイルドシート、オフィス家具、事務用机、ロッカー、業務用品、大量在庫品、自転車、バイク(スクーターから大型二輪)、車、トラック、農機具、ボート・ヨット、機械器具、建設機械、重機といった物を家一軒まるごと掃除して回収するところもあるそうです。 またこうした物の引き取り額分、清掃代やサービス代などを値引きするという場所まであるなど、色々な方法で仕入れに挑んでいる場所があります。

 勿論、個人レベルでこうした清掃業者なども行うとなると規模の問題で絶対に無理です。ならば、どうすればいいのか? どうすれば安く在庫を手に入れられるかですが、それはとてつもなく簡単な問題で、単に実際にこうした清掃サービスを行っている会社とコネクションを持っておくだけで良いのです。引っ越し業者や解体業者、回収業者などに声をかけておくと、非常に安い値段で良品を大量に仕入れられるチャンスに巡り会えることがあります。特に会社の移転などですと、備品の処分と称してまだ使える一眼レフのビデオカメラがあり、業者経由で1000円で仕入れ、修理やメンテをした後に20000円で売れたという結果もあるそうですよ。また、これらは同業者であっても主力の商品が違ったり、並べにくい在庫があるなどと言ったケースがよくありますから、そういう場合に声をかけてネットワークを作っておくと、後々在庫不足などに困った際に、貢献することがあります。

売りたい買いたい