リサイクルショップを初めてみよう!今から始める古物商入門

ビジネスをやってみたい!

 日本においては自らビジネスを起こすといった起業に関して、非常に理解度が得られていないという印象が強くあります。特にリサイクルショップの運営に関しては最近は個人レベルで行われることも非常に多く、粗利率に関しても6~8割と非常に利率が高くなっているのですが、知識の無さからなのか、はたまた理解のなさなのかはわかりかねますが、参入する人が非常に多いとは言いがたい状態になっています。勿論、それらは潜在的なリサイクルショップ営業者の量と比べてということですが、実際に事業として行う人は非常に少ない印象をどうしても受けてしまいます。果たしてそのような状況が引き起こっているのはなぜなのでしょうか?

何故日本で起業家が少ないのか?

 これに関しては様々な理由が考えられますが、一つが資金調達方面での問題があることが原因かと思います。まず、海外などでよくあるようなエンジェル投資家が日本にはほとんどいないため起業時に資金調達が厳しく、また斬新なアイディアなどに投資されることはほぼ無く、どこまでも売上重視な思考でいることも一つです。またExitする方法が上場しかなく、バイアウトが認められない点も問題でしょう。さらには必要なときほど資金調達が厳しく、実際に儲かっていないと資金調達が出来ないというジレンマがあるのです。特にこうしたエンジェル投資家が少ない原因とも言えるのが、日本の税政のせいであるとも言えます。海外の場合はこうしたエンジェル投資家に対しての減税措置制度などがあるため、こうした個人的な投資が活発化しています。特に新しいエンジェル税制においては、一定要件を満たしているベンチャー企業への投資額とほぼ同額が「所得税の所得控除扱い」になるというとんでも無いメリットがあります。特に所得の多い人はご存知かもしれませんが、殆どの国で所得税は累進課税制度になっているため、所得額が多いほどこうした所得控除の枠を利用して節税できるわけですが、新しい制度では2500万円以上も課税所得がある人の場合は、1000万円をベンチャーへ投資することによって999万5000円もの所得控除が受けられることになっています。勿論こうしてエンジェル投資した場合に実際にその企業が成功した際には株式売却益に税金がかかるわけですが、それをすることによるメリットを考えた際には、このストックオプション制度をやらないという理由が見つかりません。また、起業家が少ない理由には人材面での問題もあるかと思います。海外の場合明確な理由なしに三年間同じ会社で働いていた場合は無能か社会不適合者の烙印を押されることが少なくありませんが、日本だと全く逆です。また解雇規制制度があるため、人を解雇させづらく、そのせいで人も雇い辛い状態になっていることもそうで最近会社が倒産しやすいのはこれも原因の一つだとされています。また人材バンクが無く、首になった際に流動的に人材を回す仕組みがないのもそうでしょう。また起業をサポート出来るようなスキルが有るベンチャーキャピタリストが非常に少ないとうこともそうですし、経営者という人物がある意味社会不適合者、はたまた仕事として見なされていないという点もあるでしょう。

何故リサイクルショップなのか?

 何故、そんな始めてのビジネスにリサイクルショップを押すのか、あまり理解できないという人もいるかもしれませんが、これに関しては幾つか理由があります。その中で最も大きい物が参入障壁が無いということが上げられます。他には初期費用が場合によってはサラリーマンのお小遣い程度まで抑えられるということです。またその利益の殆どは労働によって生み出せるところが大きいので、めちゃくちゃ知恵を絞らなくては出来ないという訳ではありません。

参入障壁がない

 参入障壁とは、その事業に新規参入する際にハードルとなる事柄なのですが、例えば電波事業者、携帯電話事業者などですと非常に参入障壁が高く、新たに始めるビジネスとしてはハードルが高過ぎるというわけです。勿論参入障壁が高ければ高いほど、独占的な事業として存在できるため、収益や永続性に関して有利にはたらくので一概に悪いとは言えないのですが、何もわからない初心者がいきなりそれらのビジネスをやろうとしても、絶対に不可能です。つまりは、その事業を始めやすいかどうかは参入障壁の有無を気にして初めて見るとよいということです。しかし、これが無いビジネスに関しては、誰でも算入できてしまうことから一定に達すると市場が飽和し始めてしまいます。ですので、よく戦略を練って挑むか、短期的な勝負だけを行い、キャッシュができたら別の障壁が比較的高い業界へと推移するという手もあります。これに関しては孫正義氏が上手いことやっている感があります。

初期費用はどの程度かかるの?

 これに関してはどういった形態でビジネスを行うのかにもよりますが、一般的な実店舗ありのリサイクルショップの場合はおおよそテナントの利用料金で賃料67万、倉庫を利用した場合は敷金二ヶ月で賃料5万円と、プラス在庫の仕入れ金が必要になります。また、様々な雑費などを含めるとおおよそ200万~400万円程度が基本となる初期費用そのうちの100万程度はランニングコストとして毎月かかることになるでしょう。高いと思われたかもしれませんが、実際に店舗を持つとなると更に様々な維持コストがかさんできます。特に内装にこだわった場合は、更に多くの費用がかかることもあります。しかし、現在ではインターネットを利用して自分のリサイクルショップを持つことが非常に低いハードルで可能になっているため、それなりに技術があれば古物商免許収得の2万円、買い取り資金に1万円、サイトのドメインサーバー費用に3千円、雑費7000円程度で合計、4万円程度からスタートすることも出来ます。筆者自身は実際に古書の販売業に関しては3万円からスタートしていました。また古本や中古CDやDVDなどのメディア媒体を扱ったビジネスですと、実際に自サイトショップをメインとして販売したり、実店舗で販売するよりも、様々な販売プラットフォームを利用したほうが集客面で有利に働くこともありますので、個人的にはAmazonやヤフオク、その他フリマアプリなどと自サイトでの直売を併用するという方式が最もリスクが低く、大きな収益を得られるかと思います。ただし、自分でサイトが作れないとなると追加でWEBサイト構築費として200万~100万円程度かかる可能性もあります。後述する方法により、自分のショップサイトを手軽に設置することも可能ですが、なれるまでは様々な販売プラットフォームで販売するのがいいかもしれません。

販売プラットフォームのリスクとメリット

 最近では実店舗が無くてもリサイクルショップを運営することが可能になっています。ヤフオクやアマゾン、そして楽天市場、さらには様々なフリマアプリによってドンドンとこうした古物ビジネスが個人化していっている近年ですが、勿論、このようなプラットフォームはメリットだけでなく大きなリスクを抱え込むことにもなります。果たしてそれはどのようなものなのでしょうか?

 それに関しては次のページにて詳しく紹介していこうかと思います。

売りたい買いたい